playwright-sse-mcp-server

PlaywrightをMCP(Model Context Protocol)サーバーとして提供するためのサービスです。

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Added on 3/28/2025

playwright-sse-mcp-server

PlaywrightをMCP(Model Context Protocol)サーバーとして提供するためのサービスです。このサーバーを使用することで、MCPクライアントからPlaywrightの機能を利用することができます。

前提条件

  • Dockerがインストールされていること
  • docker-composeがインストールされていること
  • mcp-networkという名前のDockerネットワークが作成されていること

mcp-networkが存在しない場合は、以下のコマンドで作成できます:

docker network create mcp-network

セットアップと起動方法

  1. リポジトリをクローンまたはダウンロードします
  2. プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行します:
docker compose up --build

これにより、デフォルトの3002ポートでサーバーが起動します。起動が完了すると、以下のようなメッセージが表示されます:

playwright-sse-mcp-server  | Server is running on port 3002

カスタムポートの設定

デフォルトポート(3002)以外のポートでサーバーを起動したい場合は、環境変数PORTを設定します:

PORT=4000 docker compose up --build

これにより、指定したポート(この例では4000)でサーバーが起動します:

playwright-sse-mcp-server  | Server is running on port 4000

使用方法

同じmcp-networkに参加しているコンテナからの接続

同じmcp-networkに参加している他のコンテナからは、以下のURLでサーバーに接続できます(PORTはサーバーの起動ポート):

playwright-sse-mcp-server:${PORT}/sse

デフォルトポートを使用している場合:

playwright-sse-mcp-server:3002/sse

これにより、PlaywrightのMCP機能を利用することができます。

ホスト側からの接続

ホストマシンからは、以下のURLでサーバーに接続できます(PORTはサーバーの起動ポート):

localhost:${PORT}/sse

デフォルトポートを使用している場合:

localhost:3002/sse

Roo Codeからの接続

MCP Servers -> MCP設定を編集 -> 以下を記入します(PORTはサーバーの起動ポート):

{
  "mcpServers": {
    "playwright-sse-mcp-server-local": {
      "url": "http://localhost:${PORT}/sse"
    }
  }
}

デフォルトポートを使用している場合:

{
  "mcpServers": {
    "playwright-sse-mcp-server-local": {
      "url": "http://localhost:3002/sse"
    }
  }
}

※2025/03/27現在、ClineはSSEをサポートしていない為使えません。

コンテナ環境でのRoo Codeからの接続

同じDocker Network内で実行されているRoo Codeコンテナからは、以下のようにMCP設定を行います:

{
  "mcpServers": {
    "playwright-sse-mcp-server-local": {
      "url": "http://playwright-sse-mcp-server:3002/sse"
    }
  }
}

docker-compose.yml設定例

services:
  # Roo Code コンテナ
  roo-code:
    # 略

networks:
  mcp-network:
    external: true

この設定により、Roo Codeコンテナからplaywright-sse-mcp-serverコンテナに接続し、ブラウザ操作機能を利用できます。コンテナ名(playwright-sse-mcp-server)をホスト名として使用することで、Docker Network内での名前解決が可能になります。

便利な使用方法

毎回プロジェクトディレクトリに移動してdocker composeコマンドを実行するのは面倒です。以下の方法を使用すると、どこからでも簡単にサーバーを起動・停止できます。

シェルスクリプトを使用した方法

このプロジェクトには、サーバーの起動・停止・ログ表示を簡単に行うためのシェルスクリプトが含まれています。

  1. プロジェクトをクローンまたはダウンロードします:
# 任意のディレクトリにクローン
git clone https://github.com/torohash/playwright-sse-mcp-server.git /path/to/installation
  1. .bashrc(または.zshrcなど使用しているシェルの設定ファイル)に以下の行を追加して、シェルスクリプトを読み込みます:
# Playwright MCP Server
export PLAYWRIGHT_MCP_HOME="/path/to/installation"
source "$PLAYWRIGHT_MCP_HOME/scripts/playwright-mcp.sh"

# 具体例(絶対パス利用)
export PLAYWRIGHT_MCP_HOME="$HOME/mcps/playwright-sse-mcp-server"  # 実際のパスに置き換えてください
source "$PLAYWRIGHT_MCP_HOME/scripts/playwright-mcp.sh"
  1. シェルを再起動するか、設定ファイルを再読み込みします:
source ~/.bashrc

これで、どこからでも以下のコマンドを使用できるようになります:

基本的な使用方法

  • playwright-mcp-start - デフォルト設定(ポート3002、再起動なし)でサーバーを起動
  • playwright-mcp-stop - サーバーを停止
  • playwright-mcp-logs - サーバーのログを表示

永続モードの使用

永続モードを使用すると、システム再起動時にサーバーが自動的に起動します:

playwright-mcp-start -p
# または
playwright-mcp-start --persistent

カスタムポートの使用

playwright-mcp-start -P 4000
# または
playwright-mcp-start --port 4000

永続モードとカスタムポートの組み合わせ

playwright-mcp-start -P 4000 -p
# または
playwright-mcp-start --port 4000 --persistent

特定の再起動ポリシーの指定

playwright-mcp-start -r always
# または
playwright-mcp-start --restart always

ヘルプの表示

playwright-mcp-start -h
# または
playwright-mcp-start --help

この方法では、フラグオプションを使用して柔軟に設定を変更できるため、より使いやすくなっています。また、シェルスクリプトを別ファイルに分離することで、.bashrcファイルがシンプルになり、管理が容易になります。

シェルスクリプトのカスタマイズ

シェルスクリプトはscripts/playwright-mcp.shにあります。必要に応じて、このファイルを編集してカスタマイズすることができます。

環境変数

シェルスクリプトは以下の環境変数を使用します:

  • PLAYWRIGHT_MCP_HOME: プロジェクトのインストールディレクトリ。設定されていない場合は、スクリプトの場所から自動的に検出されます。

例えば、以下のように環境変数を設定することで、カスタムパスを指定できます:

export PLAYWRIGHT_MCP_HOME="/path/to/custom/installation"

注意事項

  • このサーバーはheadlessモードでPlaywrightを実行します
  • サーバーはSSE(Server-Sent Events)を使用してMCPクライアントと通信します